子どもが学校に行かない理由がわかる2つの思考

目標達成のための思考法として
「積み上げ思考」と
「逆算思考」があることをご存知ですか?

積み上げ思考とは

とくに、ゴールを描くことなく
物事を進めながら積みあがったものが
最終的に成果になっていくこと。

一般の学校の学習というのは
総じて、こちらの積み上げ思考要素が
とても多いと感じています。

というのも、学校の学習は
高校入試のためや、大学入試のための
学習、学びであることが多く
それが、世の中にでたときに
直接的に、役立っているのかどうなのかが
見えにくいのです。

厳密にいえば、役立っているのですが
わかりにくいのです。
だから、何のために勉強しているのか
わからない・・・

けど、みんながしているからする。
いい学校に入れたら嬉しいからする。
やっておいた方がいいからする。
いつか、何かのためになるかもしれないからする。

この積み上げ思考は
どうなるかはわからない。
けど、やってみよう!!
何になるかはわからないけど
コツコツ積み上げていく!
という忍耐強さを育み
積み上げてきた自分に対して
自己肯定感が生まれます。

その一方で、何のためにやるのか
意味を見出せない…という人にとっては
とてもしんどいものとなります。
積み上げ思考が一方的に
推奨される環境であれば
じっくり積み上げられない人にとっては
できない自分を否定されるので
自信を失ってしまう要素となってしまいます。

逆算思考とは

逆算思考は、先に目的がはっきりして
それから、そこに向かって学習する方法です。
専門学校は、この要素がとても強いと言えます。
社会に出てからは、こっちの学習を
求められることが多くなるのでは
ないでしょうか?

目的がはっきりしているため
学びたい事、学ぶべきことが
はっきりしており、成果が出やすい。
ゴールが明確なので、モチベーションが
保ちやすいという利点があります。
目的を明確にして、逆算的に物事に
取り組んでいくので、無駄がないと言えます。

その一方で、目的が
ハッキリしていない人にとっては
目的がハッキリするまで
何も取り組まないことに
なってしまったりするのです。

積み上げ思考と逆算思考どっちがいいの?

結論から言えば
どちらの思考も必要だ!ということを
お伝えしたいわけですが…
学校教育では、積み上げ思考に
偏っていて、その努力や忍耐を
素晴らしいもの!!として
掲げられていることが多いのではないか
と私は思っています。

不登校児は逆算思考の子が多い?

不登校児は逆算思考の子が
多いのかもしれません。
というのも、学校で
「とりあえず頑張りましょう」
っていうことが多くて
何のために・・・とか
なんで・・・という問いかけを
強く感じて訴える子が多いのです。

なぜ?という疑問を持つ力は
これからの時代はとても大切と
言われています(クリティカルシンキング)

もし、今、不登校で
学ぶことを拒否しているのであれば
学ぶ目的を与えてあげれば
良いと思うのです。

そのエッセンスの一つとして
なんで、うまくいかないの?
という、小さな壁にぶち当たること。
それは、その子の好きな世界の中でいいので
どうしたらうまくいくの??
という疑問をもたせてあげることです。
そうすると、子どもたちは
それを解決するために、本を読んでみたり
YouTubeで調べてみたり
誰かに聞いてみたり
行動を始めると思うのです(^^)

そうなったらもう
見守るだけです。

その時に、子どもたちは
問題解決能力を養っているのです。
結果、うまくいってもいかなくても
問題を解決しようと行動したことが
大きな学びなのです。

お子さんは
どんな学び方が合ってますか?

じっくり見てあげると
お子さんにあった学び方が
見えてくると思います。

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