WBC、日本が優勝し、情報番組でも侍ジャパンを率いた栗山監督のリーダーシップについて、取り上げられています。
今回のWBC優勝という結果は、栗山監督のあり方が、次世代のリーダーシップにマッチングしたという証拠ではないでしょうか。
選手を信じるという姿勢
「選手を送り出して“頼む、打ってくれ”とか“抑えてくれ”とかベンチで絶対に思わない」
栗山監督が、大会前に言っていた言葉だそうです。
必ず打つと信じ、絶対抑えると信じて選手たちを送り出したそう。
監督の信じる気持ちに応えた、選手たち。
信頼関係が、築かれているからこその結果だったと思います。
信じるための準備
ただ、やみくもに選手を信じているわけではありません。
選手との対話を大切にしたり、選手の状態を確認したり、対戦相手を徹底的に分析したり、信じるための根拠を、日々積み上げていきました。
栗山監督の「信じる」には、たくさんの根拠があります。
信頼関係は、一朝一夕にできるものではありません。
Z世代の心を掴むリーダー
今回、侍ジャパンで活躍したのは、主に20代。
Z世代と言われる人たちです。Z世代は、上下関係というよりは、対等な関係を好むと言われています。
z世代の選手の力を、最大限に発揮できたことが、勝因のひとつといえるでしょう。
紆余曲折があった若い頃
栗山監督は、現役2年目からメニエール病を患い、28歳という若さで現役引退をしています。のちに、それも自分の才能だと栗山監督は言っています。
その苦しい体験があったからこそ、今の自分がいて、監督業に活かせているのです。
子育ても同じなのではないか
今の中高生も、z世代に入ると言われています。
z世代の我が子を理解しようとするならば、栗山監督のあり方は、ヒントになるかもしれません。
・高圧的な態度より、対等なパートナー関係を結ぶこと。
・定期的な対話で、互いの信頼関係を深めること
・信じること
・対戦相手の研究をすること
(不登校で言えば、今、問題となっている出来事)
降圧的に批判するのではなく、対等な立場で一緒に考え、目標に向かって、共に歩む姿勢が、子どもたちの力を最大限に引き出す鍵だと言えるでしょう。
今、素晴らしいリーダーだと言われている栗山監督も、病気や早すぎる現役引退など、色々なマイナスと言える体験をされてきました。
しかし、その体験を、「才能だ」と捉えている栗山監督。
どんな体験も、自分の糧になると捉えることができれば、不登校という体験も、恐ろしいものではなくなります。
今は、まだ、成長途中。
子どもと対等に、勝利(望む未来)に向かって、一緒に考えていきたいですね(^^)