夏休み明けの不安を消す方法

札幌市で、女子中学生2名が自殺を図ったというニュースが流れました。
夏休みの終わりに、学生の自殺率が上がると、過去の統計でも出ており、文科省が警鐘を鳴らしています。

学校は子どもが死を考えるほどの場なのか

昨年の小中高生の自殺者は500名を超え、過去最多となったと言われています
。原因不明の事例もあり、学校が直接的な要因になっている人が、全てではありませんが、長期の休み明けに自殺率が上がるということが、統計的にわかっています。

普通に学校に通い、卒業した大人にとっては、学校は青春の思い出の場であり、楽しいことばかりではなかったとしても、淡い思い出として心に残っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で、始業式前後に自殺を選んでしまう子どもがいます。
学校は、命を絶とうとするほどに、子どもの心に重くのしかかる何かがあるのです。

子どもの心にのしかかる何かとは?

では、子どもの心にのしかかる何か・・・とは、何なのでしょう?
それは、「同調圧力」なのではないかと考えています。
みんなも、学校に行っているのだから、自分も行くべきだ。
みんなと、同じように学ばなければいけない。
みんなと、足並みを揃えなくてはいけない。
変に目立ってしまうと、いじめられてしまうかもしれない。
誰がいうわけでもありませんが、学校を含め、日本の社会には重い、重い「同調圧力」があります。

選択肢は、いくらでもある

子どもが、学校に行きたくないと言ったとき、真っ先に心配になるのが、子どもの学力と居場所だと思います。
勉強が遅れてしまうのではないか。
家で、1人の時間ばかりだと孤立してしまうのではないか。
そんな不安から、子どもの訴えを聞かずに、安易に退けてしまっては、子どもは悩みを一人で抱えることになってしまいます。
しかし、それで命を絶ってしまっては、全く意味がありません。
親は、不安かもしれませんが、「選択肢はいくらでもある」と、まず呟いて欲しいのです。
本当に、選択肢は、いくらでもあります。
勉強の遅れも、人間関係も、いつからでも始められます。
心と身体を壊してしまってからでは、意味がないのです。

子どもの未来に有益な情報を得る

不安になると、マイナスな情報ばかりが目に入ってしまい、どんどん不安が膨らみます。しかし、学校に行ってなくても、起業をして幸せになっている人や、会社員になっている人もたくさんいるのです。

子どもにとって、両親の信頼ほど心強いものはありません。
心から、「大丈夫だよ」と言ってあげるための根拠集めが必要なのです。
不登校児は、全国の学生の中でも少数派です。なので、その後の事例も少なく根拠を見つけるのも難しいかもしれません。
また、一部の不登校経験者によるマイナスなニュースは、妙に影響力があるのも事実です。
しかし、逆風と思える中で、光を見つける力を身につけた両親は、最強になります。不登校という経験を、苦いものにするのではなく、親子の成長記録として、思い出話にできるようにしていきたいですね。

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